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刺身

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塩焼き

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照り焼き


名前を変えるというのは、「見てもらったら字画が悪いと言われた」とか
「悪いことばかり続くから思い切って」とかいうことなんだろうけれど、
魚では運勢とは関係なく成長するにつれて勝手に名前が変わるのがいて、
それを出世魚というそうだ。
ブリもその一つ。でも最後は同じブリでも途中の呼名が地方によって違う。
関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリで、関西ではツバス→ハマチ→
メジロ→ブリなんだそうだ。でも関東でもハマチと言う気がするのだけれど
あれはイナダなのかワラサなのか。うーん、わからん。
わかっているのは、ブリは生でも火を通しても美味しいということ、かな。
もう一つ。ブリは酒にもご飯にも合う、ということ。この二点でブリはマグロに
勝っている気がする。同感のヒトいるかな?
あ、ウチに一人いた。
刺身はもちろんワサビと醤油という普通の食べ方が一番美味しいと思う
のだけれど、ウチでは小口切りの青ネギとかゴマを上にのせたりもする。
醤油につけるとブリの脂がサアッと醤油の表面に広がって。切り身をひと
切れ、湯気の立ちのぼるアツアツのご飯にのっけて。ああ、美味しそう。

塩焼きは塩をふってグリルで焼くだけ。塩を少し強めにふるのがウチの
好みです。その方がブリの甘味が増すような気がする。これはどちらか
というとご飯よりお酒によく合う。

照り焼きを最初に作ったときはグリルで焼きながらタレをこまめに塗ったり
したのだけれど、今では調理が簡単だからフライパンを使っている。
結果はあまり変わらない。
酒・味醂・醤油の合わせダレ(ちょっと甘いんでないかい、というくらいが
ウチの好み)に切り身を小一時間漬けておき、フライパンで焼く。焼き上がる
ちょっと前にタレを入れてブリにかけ回して照りを出す。
これはビールにも熱燗にも冷酒にもぴったり。もちろんご飯にも。
想像してみてください。アツアツのご飯の上にタレの滴る照り焼きをのせて、
口に入れるとブリの脂と甘味がワーッと広がって。
へへへ、夜中にこれを読んでいるヒト、たまらないでしょ。

シーズンがもうすぐ終わっちゃうから早く食べてね。