今回は、「ひとり暮らし(主に男性)のための簡単スピードメニュー」です。<笑いの影>さんからリクエストされたメニューだけど、もうずいぶん前のことだから、ご本人も忘れてるんじゃないかな。

先ずは簡単に麺料理から。
多分、即席ラーメンを作るくらいのことは日頃しておられるのでしょうから、それに一手間加えた「ピリ辛野菜ラーメン」。

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用意するのは、
即席麺(味噌・醤油系よりは塩・タンメン系が合います)
豚バラ100g、長ネギ1/3本、もやし1袋(もしあれば、セロリー、ピーマン、シイタケ)
サラダ油、塩、コショウ、豆板醤、醤油(もしあれば、酢、オイスターソース、ゴマ)

豚バラは一口大(3~4cm)に、ネギ・セロリーは斜め細切り(0.5~1cm幅)に、ピーマン・シイタケは縦の細切りに(同じく)。もやしはひげを取っておいた方が格段に美味しくなります。
豚肉を中火で(油小1)ちょっと焦げ目がつく程度に炒めてからネギを入れ、少し遅れて残りの野菜を加えて全体がしんなりしたら、塩コショウ少々、豆板醤を小さじ1強、醤油を小1/2、もしあれば酢を小1、オイスターソースを小1入れて、20~30秒強火でよく混ぜ合わせれば具は出来上がり。
その後、ラーメンを作ってその上にこの具をのせる。食べる時にゴマ(白でも黒でも)をたっぷりとかけるとより美味しくなります。

次は、タラコのパスタです。

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用意するのは、
スパゲッティ1.6~1.7mmを100~150g(ウチでは二人で300gですが、普通のお店では1人前80gだから、そこはお腹に合わせて適当に)
タラコ1腹(2本ですね)、もちろん明太子でもOKです
バター10g(200g入りの箱なら1cmくらいに切ってその半分。バター味が好きならもっと多くても可)
海苔1袋(味付け海苔でも焼き海苔でもOK)
細ネギ(万能ネギ)1~2本、大葉(シソ)3~4枚(細ネギと大葉は出来れば両方あった方が美味しいのだけれど、面倒ならどちらか一方でもOK)

先ずはスパゲッティを表示通りに(多分8~9分)たっぷりのお湯に塩を入れて茹でる(2リットルのお湯なら大さじ2くらい。スパゲッティがそのまま入るような大きさの鍋がないという場合は、スパゲッティを半分に折って茹でてください)。
その間に、タラコを包丁の背を使って皮から外し、ボウルに入れてバターと軽く合わせる(バターを先に入れて暫く置いておくと軟らかくなって混ざりやすい)。
海苔と大葉は千切りに、細ネギは5mmくらいの小口切りにしておく(面倒なら海苔と大葉は手でちぎってもかまいません。ネギは無理でしょうが)。
茹で上がったスパゲッティのお湯をよく切ってボウルに入れて混ぜ合わせ、器に盛ってから、海苔、大葉、細ネギをたっぷりとのせる。

次は、ミメイの大好きな「キャベツのパスタ」。

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用意するのは、
スパゲッティ1.6~1.7mmを100~150g
ベーコン2枚(1cm幅くらいに切っておく)、キャベツ1/2カットのものの1/3くらい(少し大きめの一口大にザク切り)
もしあれば、カットチリ(赤唐辛子)か鷹の爪(種を取り出して小さく切っておく)
オリーブ油、塩、コショウ(できれば黒)、パルメジャンチーズ

スパゲッティを茹でている間に、フライパンに少量のオリーブ油を入れて弱めの中火でベーコンを炒めておく(コショウ少々)。もしあれば、カットチリか鷹の爪も一緒に炒める。
スパゲッティが茹で上がる1分くらい前に、同じ鍋にキャベツを入れて、時間になったらお湯を切って(茹で汁が少々残っていてもかまいません)一緒にフライパンへ入れ、中火で20~30秒混ぜ合わせるように炒める。味見をして塩コショウで味を調整すれば出来上がりです。
皿に盛りつけたらパルメジャンチーズをたっぷりと振ってください。

次は、「豚肉のしょうが焼き」です。

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ウチでは豚肉をタレにつけて暫くおいてから焼くのですが、それだと焦げ付くことも多いので、ここでは先日テレビで「誰でも間違いなく美味しく作れる方法」として紹介されていた、豚肉を焼いてからタレを加えるやり方を。

用意するのは、
豚肉(ロース薄切りとかショウガ焼き用)150~200g
おろしたショウガ大さじ2くらい
日本酒、醤油、砂糖、味醂、サラダ油

豚肉に、おろしショウガ大さじ1の絞り汁をかけてよく揉み込み、15分くらい置いておく。これを中火(油小1)で片面をじっくり焼き、軽く焦げ目がついたところで裏返し、火を少し弱めて、タレ(酒・醤油各大2、砂糖・味醂各大1、おろしショウガ大1)を加える。裏が焼けたら、タレが絡むように、時々肉をひっくり返しながら焼き、タレが半分程度になったら出来上がり。(肉の味が逃げないとかタレが絡みやすいということで、豚肉に軽く小麦粉をまぶして焼く方法もありますが、仕上がりが少しモチャっとするので、ウチではやっていません)

豚のしょうが焼きは、キャベツの千切りやポテトサラダと一緒に食べると美味しいですよ。

 
次は、「麻婆豆腐」。

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市販されているレトルトの「麻婆豆腐」を買ってきて、豆腐だけ加える表示通りの作り方でも良いのだけれど、なかなか好みの味にはならないので、ウチでは少しだけ手を加えています。そのやり方を。

用意するのは、
市販の麻婆豆腐(もし見つかれば「陳健一の麻婆豆腐」がベストです)
豚ひき肉100g(鳥ひき肉でもOK)
豆腐一丁(木綿ごし、キッチンペーパーでくるんで皿にのせてレンジで3分チンすれば水切りができます)
長ネギ1/3本(みじん切り)。
顆粒鶏ガラスープ、日本酒と、もしあれば花椒(中華山椒のこと。「陳健一」のには付いています)、サラダ油

フライパンでひき肉を炒め(油小1)、酒大1と鶏ガラスープ(小さじ1を100ccのお湯で溶いたもの)を入れ、
全体に火が通ったところで市販の「麻婆」を加える。
クツクツしてきたら、豆腐(レンジで水切りしてから小さめの一口大に切る)を入れ、弱火で2~3分。ネギと花椒(あれば)を加えて、豆腐を壊さないように軽く混ぜ合わせれば出来上がりです。

次は、「鶏肉のしぎ焼き風」です。

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これは、テレビでそんな感じのものをちらっと(5秒くらい)見かけたので、とりあえず見た感じのまま作ってみたら、結果、とっても美味しいものに仕上がったという代物です。テレビで「しぎ焼き」と言っていたかどうかも定かではありませんが。

用意するのは、
皮付き鶏もも肉200g(一口大に切る)
長ネギ1本(1cm幅くらいの斜め切り)
合わせ調味料(日本酒・砂糖・味醂各大2、醤油大3強)、塩、コショウ
もしあれば、カットチリか鷹の爪

フライパン(油小1)に鶏肉を皮を下にして並べ、中火で1分、フタをして弱火で1分焼き、裏返してネギと酒大1、塩コショウ少々、もしあればカットチリか鷹の爪を加えてまたフタをして1分。
フタをとって中火にし、合わせ調味料を加えて混ぜ合わせながら1分ほど火を入れれば出来上がりです。お好みで合わせ調味料におろしショウガを入れるとか、食べる時に白ゴマをふっても良いかなと思います。
これは、すごく簡単でビールにもご飯にも合う一品でした。

最後は、「豚肉と人参の塩昆布炒め」。

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これは、吉本のキムニイがテレビで紹介していた料理です。ウチでは、人参の代わりに大根(千六本)でもやってみました。どちらも、美味しかったです。

用意するのは、
豚バラ肉200g(一口大に切る)
人参1本(幅1.5~2cm長さ5cm厚さ2mmくらいの短冊切り)
細切り塩昆布(スーパーの乾物コーナーにあるパック入りのもの)
サラダ油、日本酒、醤油、コショウ(できれば白)

フライパン(油小1)で豚バラ肉と人参を中火で3~4分じっくり炒めて、豚肉に軽く焦げ目がついたところに、酒大2を加え、フタをして弱火で1分蒸し焼きに。
フタをとって中火にして、塩昆布大3(くらいの目分量ということです)、醤油大1、コショウ少々を加え、よく混ぜ合わせれば出来上がり。

それにしても、「ひとり暮らし用のメニュー」は難しいですね。
食材とか調味料がいろいろと揃っているわけではないだろうから、あまりいろんなものが要るメニューはお薦めできない。5~6個で一袋、という売り方をしている食材も、その内1個だけ使うなんてのは後が困る。大量に作らないと美味しくないものも不向きだし、下ごしらえに1時間かかるとか出来上がるまでに3時間かかる、なんてのはとても面倒で作る気はおきないだろうし……。などと、ブツクサと考えながらメニューを選んでいたら、こんなにも時間がかかってしまいました。

今回のメニューの大半は既にアップしたものの焼き直しですが、ほんの少しでもひとり暮らしの方達の参考になれば、と願っております。