東京では桜が開花したようだけれど、このあたりは少し遅い。
蕾が開き始めた木もまだ数えるほどしかない。
冬の気温が東京に比べて2~3度は高いのにどうして、と思ったのだが、
これはどうも逆らしい。寒さが厳しい方が春に咲くエネルギーを多く蓄える
のだとか。う~ん、自然は何とも不思議なものです。

さて、前回の続きで、「最近食べて美味しかったもの」のPartⅡです。
先ずは、「豚肉の味噌漬け」。

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これは美味しかった。牛肉の味噌漬けとはまた少し違う美味しさ。
味噌の香りと旨味と塩味が豚肉によおく染みこんでいました。
しかも、余分な脂がかなり落ちている(魚焼き用のグリルを使った)
ので、豚肉なのにさっぱりとした後味。
作るのがもっと面倒なのかなと思っていたんだけれども、やってみると
何てことはないものでした。
普通の味噌(味噌汁用)と白味噌を2:1、味噌と同量のオリーブ油、
砂糖(味噌の量が計大さじ5~6として小さじ1くらい)と黒コショウ少々を
よく混ぜ合わせて、豚肉(ロースのトンカツ用)の両面に塗り、

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タッパーに入れて冷蔵庫で一晩寝かせる。
あとは、味噌を洗い流して、水気をよく拭き取って焼く、だけでした。
これは、ビールにもご飯にもよく合います。

次は、「チンゲン菜のオイスターソース炒め」。

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チンゲン菜の茎の部分(縦に4~6つ割り)を、弱めの中火(油少々)で
フタをして2分ほど炒め(途中で酒大1を入れる)、フタをとって葉の部分を
加え、全体がしんなりとしてきたら合わせ調味料(オイスターソース大3、
酒と醤油各大1、ゴマ油小1、塩コショウ少々)を加え、強火で30秒ほど
炒めれば出来上がり。

チンゲン菜がとても新鮮だったこともあると思うのだけれど、中華料理屋さん
で食べるような味に仕上がって、二人とも大いに満足しました。

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「このはカレイ」。確かに、形が木の葉のようだ。
これは、たまたま魚屋さんで見つけて買ってきたもので、焼いて食べる
だけの干物だったんだけれど、サクッと軽くて、そのくせカレイの旨味と
甘味がたっぷり入った日本酒にぴったりの掘り出し物でありました。
魚屋さんで見つけたら、一度試してみてください。
次は、「セロリーの佃煮」。

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これは特にレシピがあったわけでも、どこかで食べたわけでもなく、ただ
野菜室にセロリーが残っていたので思いつきで作ったものです。
ミメイは美味しいと言ってくれたんだけれども、作った直後は、僕には少し
「改善の要あり」かなと思った。ちょっと甘味というか全体の味が強すぎる
感じだったから。セロリー(2/3本)に対して調味料が多すぎたのかも、と。
でも、冷めてくると味が落ち着いてきて、とてもご飯に合う味になりました。

作り方は、セロリーの茎と葉を1cmほどに切って、ごく少量の油で炒め、
しんなりとしてきたら、合わせ調味料(酒と醤油各大1、味醂と砂糖とゴマ油
各小1、煮山椒の実小1)を加えて1分ほど混ぜ合わせれば出来上がりです。

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「いかなご釘煮の豆腐のせ」

毎年、今頃の季節になると、神戸からいかなごの釘煮を送ってもらいます。
ビールのつまみに、ご飯のおともに、と、かなり大きなタッパー1個分をアッと
いう間に二人で食べ切ってしまうのだけれど、ミメイが豆腐にのせたいと言う
のでそうやって食べてみたら、とっても良い組み合わせになりました。
今、デパ地下やらスーパーで売っているようですから、もし買ってくることが
あったら、この食べ方も試してみてください。

最後は、「水餃子のスープ」。

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冷凍食品の「水餃子」を使っています。
いつもは、茹でたものをポン酢とラー油につけて(あと、長ネギのみじん切り
を入れて)食べているのだけれど、今回はスープにしてみました。
鶏ガラスープにショウガの薄切りとザーサイを適量入れ、酒大1、醤油小1、
塩コショウ少々で味付けをして、お湯で5分ほど茹でた水餃子を入れる。
最後に小口に切った細ネギを適量。
食卓がちょっと淋しいときにぴったりの簡単メニューになります。


とまあ、二回に亘り、最近食べたものの中から「これオイシイ!」と感じた
ものを並べてみました。とくにどうということのない料理ばかりが並んでいる
ような気もしますが、とりあえずウチ好みの味ということで。


ところで、今朝は嵐のような雨と風。
一昨日の夕方のニュース番組で、天気予報の森田さんが
「土曜から日曜にかけて大荒れの天気になるでしょう」と言ったら、
横で聞いていたアナウンサーが「桜が散ってしまわないでしょうか?」と。
「大丈夫ですよ、まだ散るほど咲いてないんだから」と森田さん。
そりゃそうだ!