ミメイが突然「ミラノ風カツレツが食べたい」と言い出した。
「伊勢丹でよく買ってた薄いアレ?」と訊くと、そうだと言う。
このヒトは時々こんなことを言うことがあって、多分、その朝方に見て
いた夢にそれが出てきたからだろうとは思うのだけれど、本人がその
夢を忘れてしまっている場合には確かめようがないし、覚えていても
ゾッとするようなホラー映画風の夢が多くて、決して食欲を湧かせる
ようなものではないことがわかっているから、いずれにせよ深く詮索
しないことにしている。
ところでこの「ミラノ風」、買ってくるだけではなくてミメイが自分でもよく
作っていた料理だから、懇切丁寧に教えてもらいながら作ってみました。
豚ロース肉を叩いてできるだけ薄くのばし、塩コショウしてから、小麦粉、
卵、パン粉、卵、パン粉(要するに玉子とパン粉の二度漬けです)。
フライパンに少し多めのオリーブ油を入れて、あまり火を強くしないで、
じっくり焼き上げる。
大事なのは、小麦粉も玉子もパン粉も付けては落とすといった感じで、
衣をできるだけ薄くすることのようです。だからパン粉は一番細かいのを
買ってきて、それをさらにスリコギでより細かくしました。
あと、卵にパルメザンを入れて混ぜました。
出来上がりはこんな感じです。
完熟トマトのソースをかけて、レモンをたっぷり搾って食べました。
いやあ、これはバツグンに美味しかった。
薄い衣がカリッとしていて、中はホワッと。
普通「ミラノ風」と言えば仔牛肉で、牛もも肉とか豚もも肉で代用することも
あるとは思うのだけれど、今回は豚ロース。どうかなと思ったものの大成功
でした。まあ、作りたてだから当たり前かもしれないけれど、伊勢丹で買って
いたのよりもはるかに美味しかった。
それにしても、肉を叩いて薄くするのは大変。肉叩きで何回も叩いていれば
もちろん段々薄くなっていくのだけれど、音がガンガン響く。だから、本当は
もっともっと薄くしたかったのだけれど、適当なところで止めました。
それでも下の階はうるさかっただろうなあ。スンマセン。
「伊勢丹でよく買ってた薄いアレ?」と訊くと、そうだと言う。
このヒトは時々こんなことを言うことがあって、多分、その朝方に見て
いた夢にそれが出てきたからだろうとは思うのだけれど、本人がその
夢を忘れてしまっている場合には確かめようがないし、覚えていても
ゾッとするようなホラー映画風の夢が多くて、決して食欲を湧かせる
ようなものではないことがわかっているから、いずれにせよ深く詮索
しないことにしている。
ところでこの「ミラノ風」、買ってくるだけではなくてミメイが自分でもよく
作っていた料理だから、懇切丁寧に教えてもらいながら作ってみました。
豚ロース肉を叩いてできるだけ薄くのばし、塩コショウしてから、小麦粉、
卵、パン粉、卵、パン粉(要するに玉子とパン粉の二度漬けです)。
フライパンに少し多めのオリーブ油を入れて、あまり火を強くしないで、
じっくり焼き上げる。
大事なのは、小麦粉も玉子もパン粉も付けては落とすといった感じで、
衣をできるだけ薄くすることのようです。だからパン粉は一番細かいのを
買ってきて、それをさらにスリコギでより細かくしました。
あと、卵にパルメザンを入れて混ぜました。
出来上がりはこんな感じです。
完熟トマトのソースをかけて、レモンをたっぷり搾って食べました。
いやあ、これはバツグンに美味しかった。
薄い衣がカリッとしていて、中はホワッと。
普通「ミラノ風」と言えば仔牛肉で、牛もも肉とか豚もも肉で代用することも
あるとは思うのだけれど、今回は豚ロース。どうかなと思ったものの大成功
でした。まあ、作りたてだから当たり前かもしれないけれど、伊勢丹で買って
いたのよりもはるかに美味しかった。
それにしても、肉を叩いて薄くするのは大変。肉叩きで何回も叩いていれば
もちろん段々薄くなっていくのだけれど、音がガンガン響く。だから、本当は
もっともっと薄くしたかったのだけれど、適当なところで止めました。
それでも下の階はうるさかっただろうなあ。スンマセン。
この日のメニューは、
アボカド(ばっちり食べ頃)と、
ミネストローネスープと白アスパラとチーズとナッツと、
夢見食堂定番のキャベツのパスタでした。
まあ、ほどほどにバランスのとれたディナーで、二人とも満足。
ところで、いま自民党総裁選真っ最中で、毎日あの冴えない二人が
TVに頻繁に出てきて、大勢の人を前に演説している場面なんかを
繰り返し見さされるのだけれど、世の中はホントにこれで盛り上がって
いるのでしょうかねえ。騒いでいるのはマスコミだけのような気がする
のは僕だけかなあ。
でも、この総裁選に関してとても面白いハナシが二つありました。
一つは、福田氏がまだ正式に出馬会見もしていないにもかかわらず
8派閥が既に支持を決めたということに関して、記者がある派閥の
幹部に「これは昔ながらの派閥の復活じゃないか」と訊いたところ、
そのヒト、憤然として「我々は派閥じゃなくて政策グループで、全て
政策に基づいて行動しているんだ」と見得を切ったまではよかった
のだけれど、「では、福田さんの政策のどこを評価しているのか」と
突っ込まれて「それはまだよくワカランからこれからじっくり政策を
お聞きしたい」だと。
とてもよく出来たコントみたいだった。
もう一つは、二人の候補が外国特派員協会に招待されて会見した後、
米人記者が麻生さんの英語はどうだったかと訊かれて、「喉に石が
詰まったような喋り方だった」と言っていた。笑ってしまった。
このどちらかが日本国の次の首相になる。う~ん。
アボカド(ばっちり食べ頃)と、
ミネストローネスープと白アスパラとチーズとナッツと、
夢見食堂定番のキャベツのパスタでした。
まあ、ほどほどにバランスのとれたディナーで、二人とも満足。
ところで、いま自民党総裁選真っ最中で、毎日あの冴えない二人が
TVに頻繁に出てきて、大勢の人を前に演説している場面なんかを
繰り返し見さされるのだけれど、世の中はホントにこれで盛り上がって
いるのでしょうかねえ。騒いでいるのはマスコミだけのような気がする
のは僕だけかなあ。
でも、この総裁選に関してとても面白いハナシが二つありました。
一つは、福田氏がまだ正式に出馬会見もしていないにもかかわらず
8派閥が既に支持を決めたということに関して、記者がある派閥の
幹部に「これは昔ながらの派閥の復活じゃないか」と訊いたところ、
そのヒト、憤然として「我々は派閥じゃなくて政策グループで、全て
政策に基づいて行動しているんだ」と見得を切ったまではよかった
のだけれど、「では、福田さんの政策のどこを評価しているのか」と
突っ込まれて「それはまだよくワカランからこれからじっくり政策を
お聞きしたい」だと。
とてもよく出来たコントみたいだった。
もう一つは、二人の候補が外国特派員協会に招待されて会見した後、
米人記者が麻生さんの英語はどうだったかと訊かれて、「喉に石が
詰まったような喋り方だった」と言っていた。笑ってしまった。
このどちらかが日本国の次の首相になる。う~ん。
コメント
コメント一覧 (15)
(たしか)村上春樹の好物ですよね?
東京ではビーフカツをメニューに載せているお店が少ないので
ビーフカツが食べたくなったらミラノ風カツレツを注文する
てな 記事を読んだことが あるようなないような・・・
ミメイさん昨夜の夢には
華麗なる春樹風ギャッビーでも出てきたンじゃないでせうか?
>白アスパラ
どのように調理されるンすか?
茹でるの?
秋刀魚といえばやはり塩焼きですが、ミメ家では腸は入れたまま焼きますか?抜きますか?私は自分用の鮎は腸入りで焼きますが、秋刀魚は抜きます。なんとなくそうしてます。腸入り塩焼きも近々トライの予定ですが。夫用は全て腸抜きです。秋刀魚はお刺身も好きです。大葉、スライスオニオン、茗荷、貝割れ、紅葉おろしとか載せて食べるのが大好き(^^)♪
なるほど、そういう夢だったのかも?(笑)
確かに東京にはあまりないんですよね、ビーフカツレツって。
震災前に神戸のドンクで(パン屋さんじゃなくてサンドウィッチ屋さんとして営業していた方)カツサンドを食べたら、その中身はまさしくビーフカツで、なるほど、これか、と思った覚えが。
そういえば、春樹氏は神戸出身で、
一時期東京の千駄ヶ谷に住んでいて、その後藤沢に引っ越したんですよね。
奇遇にも、ミメオも同じ経緯を辿っているのですよ。
でも、時期が微妙にずれているのが惜しいですけど。うふふ。
>白アスパラ
この日の白アスパラは、缶詰のでした。なのでマヨネーズをつけて食べました。
(でも、あたしはこれがけっこう好きなの)
生の白アスパラは、以前よく北海道の農園から取り寄せていたけれど、
あれは茹でても美味しいけど(グリーンのよりも長めに茹でる)、
網で焼いて、皮をつっと剥いて食べるのが美味しかったですよー。
ああ、思い出したら食べたくなってきた~。また夢に見そう。
>豚バラを何枚か重ねたものに
なるほど、それも美味しそうですねー。手軽にできそうだし。
今回は豚ロースを使ったので、なかなか薄く伸びなくて、
ミメオが苦労しておりました(笑)
それはそれですごく美味しかったのだけど(外がサクッ、中がジューシーで)
もっとミラノ風にしたいときは「豚もも肉」を叩いて伸ばすのが一番いいかも。
サクッと香ばしくて、軽い仕上がりになります!冷めても美味しいのでお弁当
とかにもいいかも。
>腸は入れたまま焼きますか
はい、我が家では入れたまま焼きますよ~。
腸はコレステロールが高いので、最近は腸そのものはあまり食べないように
しているのだけど、でも入れたまま焼くと、あの苦みが身のほうにほんのり
移って美味しいんですー。
鮎の腸がお好きなら、きっと秋刀魚のも美味しいと思われるはず。
一度トライしてみてね。
そういえば以前お寿司屋さんで食べた「腸」がめちゃ美味しかったなぁ。
って、このことはたぶんミメオが書くでしょうから、ここまでにしておきます(笑)
でも秋刀魚とか食べると、日本人でよかったー、と思いますよね。うふふ。
お久しゅうございまする。
エー女は「九鬼ゑ女遊び」に没頭していまして
ついぞ、こちらにはご無沙汰に。。。。
…と、そうこうしているうちにです。
な、なんと我が家のoto=ハカセが
いつのまにやら“エメンチシェフ”にへーんしん!!
・・・・といってもね、
我が家のシェフは決してあたしの為ではなく
自分の食欲の為のシェフですがね。。
なんやら料理酒やら薬味にこだわって
(ガーリックパウダーとか相が、みょうが、
あと、唐辛子入りラー油やらゆず胡椒などとかにもね)
自分流料理をば作るように。。。ねっ、すごい進化ザンショ?!
でね、あたしの”仕込み”がよかったからか
キッチンの後片付けも上手くなって…こっちは大助かり。
創作と静養にどっぷり浸かっておりますです。はい。
この「豚バラ重ねのカツレツ」。
たぶん、彼の好みだと思います。
メモって教えてやろっかなぁ・・・( ..)φメモメモ
あたしは・・というと
過敏なお腹のために精進料理ばっか。
おかげでお腹周りがすっきりとして
体重も2キロほど減りました。
ちとうれぴー!エー女ですぅ(^-^)ではでは。。。
最近、変換ミスばっかで…やっぱ、夏ボケかなぁ?
・・ん?歳のせいですって・・むむ(>_<)
>ビーフカツが食べたくなったら
そう、ミラノ風は元々仔牛肉だからビーフカツが食べたいときの代用にはなるけど、ミラノ風をメニューに載せてる店もあまり多くないんじゃないかなあ。あのヒトはどこで食べてたんだろう。
>ミメオも同じ経緯を辿っているのですよ
そうなんだ。真似しやがって、って、どっちが?
>白アスパラ
北海道の白アスパラは美味しかったなあ。でも皮がちょっと固い。だから塩をふって網で焼いて皮をピーッと剥いて食べる。ああ、僕も食べたくなってきた。
oriちゃんさん
>豚バラを何枚か重ねたものに衣をつけて揚げてあるとか
あれは柔らかくて、とってもジューシーなトンカツ、という食感で美味しい。でもミラノ風とは少し違うかもしれません。こっちはもっとカリッとしているというか、肉とは別に衣の美味しさがあるというか。ウ~ン、うまく解説できないから一度食べてみてください。
>以前お寿司屋さんで食べた「腸」
そう、これは最高の一品でした。その朝水揚げされた秋刀魚を東京に直送してきてその日のうちに食べる、ということでなければ味わえない料理。秋刀魚の腸の部分だけを強めの塩で焼いてあったのだけれど、いやあもう何と言うか、香りが良くて(臭みはゼロ)、深い甘味のある苦みとでも言えば良いのか。でもこれは家でやってもできるものではありませんから、まあ一期一会と思っています。
ところで、鮎の腸が大丈夫なら秋刀魚もきっと問題ないと思いますよ。腸そのものを食べなくても周りの身に苦みがうつって、それはそれで美味しいものです。是非お試しあれ。
お久しぶり。お元気ですか、って、元気そうですよね。
>いつのまにやら“エメンチシェフ”にへーんしん!!
“エメンチシェフ”って何のことだろうと思ったら、“ゑ女んちシェフ”だったんだ。エメンチっていう言葉があるのかと思ってしまった。
それにしても、ご主人すごいですねえ。黙々と料理の研究と実践に励んでおられる。家庭内における男の「自立と共生」だ。
>キッチンの後片付けも上手くなって…
ということは、料理から皿洗い、片付けまで一人でやっていると。うーん、エライ。ウチは料理は僕が主任で、皿洗いはミメイが主任、片付けは僕、と分担が決まっていて、謂わば「依存と共生」なのであります。
>体重も2キロほど減りました
甘いものも控えて健康第一の節制生活ですか。ゑ女さんらしくないけど、でもエライ。
甘いものだけはそう簡単にはやめられませぬ。
タイ焼きの代わりにね、杏仁豆腐とか珈琲ゼリー、抹茶豆腐。
この「抹茶豆腐」なるモノがこれまた微妙に美味しいのよ。
だから・・微妙じゃなく多妙に癖になっちゃって。。。
2~3日分程、買いだめしてくるの。
緑の笹の葉にくるまれた抹茶のババァ?ロアみたいな…
苦みと甘さがこれ又いい具合なのよねぇ…
もしかして…・夏限定の和菓子なのかなぁ。
一個がね、126円なの。
そこがまた、涼しげで美味~~って感じだしょ?
>杏仁豆腐とか珈琲ゼリー、抹茶豆腐
やはり甘いものはやめられませんか。
ところで、抹茶豆腐。聞いたことも見たこともないなあ。微妙な美味しさか。わかるような気もするけど、実際に食べてみないとその「微妙さ」はワカラン。「緑の笹の葉にくるまれた抹茶のババァ?ロア」ってのにちょっと尻込みしたくなるけど、今度探してトライしてみよう。
>私もまねさせていただいています
美味しいですよね、コレ。ミメイが大好きなものだから、ウチのパスタ料理のローテーションは、キャベツ・ミートソース・キャベツ・ナポリタン・キャベツ・たらこ・キャベツ・カルボナーラ……。
>なんでもOKなんですか?
そう訊かれると恥ずかしい限りですが、なんでもOKです。と言ってもテキーラとかウォッカなんて強いのはあまり飲みませんけど。日頃飲むのはビール、日本酒、ワイン、シャンパン、ウィスキー、ブランディ、焼酎といったところで、量は二人でワイン1本程度。僕が1/3飲んで、残りをミメイが片付ける。エライでしょ。
さすが、ミメオ主夫、メニューにバラエティがありますね。肉を叩く姿を想像して笑ってしまいますよ。
時事放談調の記事も面白いですね。これから政策を見てとかいうところが笑えますよ。それが、日本の現実なんですかね。早く、砂漠方面に来てください。駱駝に乗って月夜の散歩ができますよ。
強制的臨時シェフの役割からやっと解放されて良かったですね。お疲れさまでした。
>肉を叩く姿を想像して笑ってしまいますよ
するどい目で肉を睨みながらも軽く頬に笑みを浮かべてリズミカルにトントントンと叩いているだけですから、何も笑えるものはないと思うのでありますが。。。
>日本の現実なんですかね
組閣が終わった福田さんが「どんな内閣?」と訊かれて「まあ、ワタクシは『背水の陣内閣』と呼んでおります」と答えたのが新聞の見出しに「背水内閣」となっていて、僕が「ハイスイ内閣かあ」と言ったらミメイが「まるで下水工事をやるみたいだね」と。まあ、似たようなものでしょうか。
>駱駝に乗って月夜の散歩ができますよ
う~ん、とてもロマンティックな響きだけど、でも駱駝って首をねじ曲げて乗ってる人に噛みつこうとするらしいから、僕は砂漠専用のエアコン付き四輪駆動車のほうが良いなあ。