前にもココに書いたと思うのだけれど、ウチでは一日おきに二日分の
メニューを決める。洋食が二日続いたから今日は和で明日は中、とか、
そんな風に始まって、メインやらサイドディッシュやら酒の肴を決めて
いくのだけれど、なかなかメインが決まらないとか、どうしても最後の
一品を思いつかないというときがある。でも逆に、すぐに一つが決まって、
そのあとトントンと全てが簡単に決まってしまう日もあるわけで、こういう
日はとても気持ちが良いものであります。

その日も、なぜだか朝起きたとたんに「牛肉」と「ささがき牛蒡」が頭に
浮かんでしまって、浮かんだからには食べるしかないだろうということで、
メインは「牛肉とささがき牛蒡の炒め煮」に早々と決定。

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牛肉の切り落としとささがき牛蒡を炒めて、合わせ調味料(酒、砂糖、
醤油、オイスターソース、塩コショウ、水、ゴマ油)をヒタヒタよりちょっと
少なめに入れて、鷹の爪を加えて、コトコト煮て、水分が1/3くらいに
なったら出来上がり。

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すき焼きほどには甘くなく、ややさっぱりめの牛肉の佃煮という感じに
仕上がりました。ビールにもご飯にも合う味で、大満足な一品でした。
この日、「炒め煮」に続いてトントンと決まったメニューは、

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あっさりめの刺身ということでカンパチ、柚子ポン酢をかけた生しらす、

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味噌汁の具はキャベツと揚げ、漬物は瓜、

あとは、冷奴と納豆でした。
ササッと決まった割りには、まずまずバランスのとれた献立でありました。


ところで、一昨日、横浜まで出かけて久しぶりに映画を観てきました。
観たのは、もちろん、あの「相棒」。
終わった後、映画館の近くで珈琲で一服していたら、天気が良いから
横浜駅までブラブラ歩いて行こうかということになって、その店の店員
に道を教えてもらった。教えられた通りに歩き始めたのだけれど、自分
の方向感覚とかなり違うものだから不安になって途中の交番で確かめ
てみると、案の定、まるで違う方向に進んでいた。

アイツ、まったくの方向音痴じゃないか、だから何度もホントにあっちの
方向なのかと確かめたじゃないか、あのまま歩いていったら海に突っ
込んでたかもしれないじゃないか、と道を教えてくれた店員を罵りながら
駅への正しい道を歩いていったのだけれど、そう言えば「相棒」の主役
右京さんこと水谷豊もケタ外れの方向音痴なのだそうだ。

東京から箱根に車で向かって、左側に海が見えてくるはずなのに右側
に海があったとか、もう6年も通い続けている撮影所でいつも使っている
自分の控え室にたどりつけないことが何度もあったとか、出かけようと
玄関に行くつもりがまったく逆方向の部屋に入りこんでボーゼンとした
だとか(住み慣れた自分の家でですよ)、エピソードには事欠かないヒト
のようです。

まあ、横浜駅に無事に着いたことだし、良い天気で気持ちが良かったし、
何より、方向音痴師範格の「豊さん」の「相棒」を観た直後だったから、
「豊さん」に免じて、今回はあのトボケた店員を許してやることにしよう。