今年はサンマがとても短かった気がする。
かなり早い時期から魚屋さんの店先に並んでいたし、9月の初めには店の
一角を占めるほどに積み上げられたりしていたから、ああ、これから暫くは
サンマを楽しめる、と思っていたのに、その後、さっさと姿を消してしまった。
一尾とか二尾入りのパックは置いてあるのだけれど、さあ今が旬ですよと
いう目玉商品の売り方ではなくなった。
不漁だったからか、それとも、燃料が高いのに安い魚を獲っていたのでは
採算が合わないからと獲るのをやめてしまったからなのか。
とにかく、今年サンマを食べたのは一回だけ。チクショウ。

さて、今回は秋ではなくて冬の味覚、ブリ。
冬の魚と言いながら、もうずいぶん前から売られています。
先日、美味しそうなのがあったので買ってきました。
塩を強めに振ってぶつ切りのネギと一緒にグリルで焼いて、

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こんな感じ。
新生姜(時期がズレてるけど)の甘酢漬けと一緒に食べました。
脂がほど良くのっていて美味しかった。今年のブリは当りかもしれません。
この日のメニューは、

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刺身盛り合わせ(メバチマグロ、ヒラメ、ハマチ、甘エビ)。

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厚揚げのキノコあんかけと、さつまいもとネギの味噌汁。
キノコあんかけは、鰹出汁に酒、味醂、醤油で味付けをしてシイタケ、エノキ、
シメジ、おろし生姜を入れてひと煮立ちさせてから水溶き片栗粉でとろみを
つけたものを焼いた厚揚げにかけたもの。秋らしい一品になりました。
味噌汁はミメイの要望に応えてさつまいもが柔らかあ~くなるように長めに火
を入れたら形が無くなるほどクタクタになっちゃいました。まあ、これはこれで
トロンとして優しい味で、とても美味しかった。

あとは、若布のやわらか煮と納豆。
秋と冬の混ざり合った純和風の食卓でありました。


ところで、一昨日、久しぶりに東京に行ってきました。
午後、銀座にあるギャラリーでの人形展に、夜は恵比寿でのライブに。
目と耳から右脳を刺激する「芸術の秋」の一日。
ところが、大満足しての帰りの電車が超満員。
少し風邪気味で体調が悪かったものだから冷や汗が出るわ、後ろに立っていた
人のリュックが背中にあたるのでそれをよけるようにカラダを斜めに捻っていたら
腰が痛くなるわ。横浜駅でザアッと人が降りてミメイともども座ることが出来て、
あとは楽になったのだけれど、ああ、世の中のサラリーマンたちは毎日こんなに
大変な思いをしているのかと、スットボケた感想を抱いた帰り道でありました。
みなさん、本当にゴクロウサマです。