なんだかこのところ、ずっと寒い。
去年の夏があれだけの猛暑で、この冬は雪国の人たちでさえ驚くくらいのドカ雪の酷寒。これ、どちらも太平洋赤道付近の海水温が下がる「ラニーニャ現象」の影響なのだとか。オーストラリアの大雨の原因でもあるらしい。イタリアのパスタみたいな名前のこの現象、しばらくは続くのだそうだ。だから当分の間、今の寒さが続くということになる。ばかやろー。

さて気を取り直して、今回は「ロールキャベツ」。
この日は忙しかったものだから、キャベツを茹でて肉を巻いてといった時間がなさそうだったので、出来合いをお肉屋さんで買ってこようと思って出かけたらどこにも置いていない。結局アチコチ歩き回ってやっと日頃は買い物をしないスーパーで冷凍のものを見つけて買ってきた。こんなことなら最初から作ったほうが早かったかも。
まあ、それはともかく、そのロールキャベツと小口に切ったベーコンを入れた鍋にトマト缶（カットトマト）を加えて、水少々、顆粒コンソメ、白ワイン、塩コショウでササッと味付けしてクツクツ弱火で煮込むだけ。簡単料理の見本のようでありました。

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ところがどっこい、このロールキャベツがなかなか美味しかったんです。味付けが、というよりロールキャベツ自体が美味しかった。冷凍なのに。とっても安かったのに。手間をかけてないのに。「塞翁が馬」なのか「瓢箪から駒」なのかどちらかわからないけれど不思議なものです、料理って。でも、だから止められないんですよね、手抜き。

この日のメニューは。

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生ハムと、酒のつまみのナッツと「ポテコ」なるもの。
あとは、白身魚のフライ、チーズ、果物などなどでした。

ところで、我々二人、「超」のつく寒がりなのにエアコンの暖房が好きじゃないんです。もちろん、朝起きたてとか着替えるときにはつけるのだけれど、それ以外は多少冷え込んできても炬燵や足温器だけ。ま、ミメイが「空気が暖まるとすぐ眠くなる症候群」だからしょうがないんですけどね。その代わり、足や肩や首を冷やさないように厚手のソックスやネックウォーマーが必需品。でもね、ミメイはそれだけじゃなくて、タートルのセーターで顔の下半分を被って、ネックウォーマーをして、もこもこのパーカーを着て、フードをかぶって、なおかつ、小さい毛布のようなストールを腰に巻きつけるんです。まるで、手当たり次第に着込んで逃げてきた避難民のような恰好。その姿を先日写真に撮ったのだけれど、本人から許可が下りないのでココには載せられません。絶対笑える写真なのになあ、残念！
僕？　僕はそんなみっともない恰好はいたしません。ずっと炬燵で丸くなっているだけです。