このところ今夏の節電についてテレビで取り上げられることが多い。
地球温暖化や省エネを考えると、一般家庭での節電は東京電力管内に
限らずとても有意義なことだとは思うのだけれど、「サマータイム構想」っ
てどうなんだろう。夏の電力使用のピークは午前11時~午後3時で、サ
マータイムを導入してもその時間帯を外すことはできないのだから節電
効果はほとんどないし、何より今回節電が必要なのは東電管内だけなの
に、そんな面倒なことを全国的に強制するというのはいかがなものか。
やはり、東電管内にある企業・商業施設・一般家庭(ウチもそうです)が
頑張って節電して、そのために落ち込むであろう生産や消費を他の地域
に少しでもカバーしてもらう、というのが筋じゃないのかなあ。

さて今回は、市販のスープ付き生ラーメンに鳥肉と野菜を入れた「超簡単・
極旨・節電」の「鳥そば」です。
使ったのは「菊水札幌ラーメン・塩味」で、具は、鳥ささみ、白菜、しいたけ、
ネギ、人参、もやしとトッピング用の三つ葉です。
鳥ささみと野菜を全部縦細切りにして(もやしは最初から縦細ですけど)、
スープと一緒に煮てラーメンにのせるだけ。ただ、市販のラーメンのスープ
は味が濃いめなので、水をかなり多めにして顆粒のガラスープで好みの
濃さに調整しました。

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味噌味や醤油味のお好きな方にはちょっとサッパリ過ぎるかもしれません
が、野菜から出た甘味でとても優しい味になっていました。トッピングの三
つ葉が鳥ささみや塩味のスープとよく合っていて美味しかったです。
この日のメニューは、

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鯛の中華風カルパッチョと白菜の浅漬け。
あとは、水餃子や冷奴などなど。なぜかこの日は白いものが多い食卓で
ありました。


ところで、先日、数学者の藤原正彦氏が新聞に書いていた旅先でのエピ
ソード。タイトルは「食事も忘れた隣の会話」で、数年前に夫婦で泊まった
京都の宿でのおハナシ。
食事処での夕食の途中、ふすまで区切られた隣の部屋に人の入る気配
がして、聞こえる声からすると40代女性と60代男性と覚しき2人。
しばらくして女性が「私、先生と知り合って初めて女として生まれた幸せを
………」と言ったものだから、それ以降藤原夫妻は声も出せず、でも全神
経が隣の会話に集中しているものだから何を食べているのか、美味いの
かまずいのかもわからないまま食事を終えた、と。人生で最も疲れた食事
だった、と。

うーん、わかる気がするなあ。我々も以前喫茶店で隣の席から「キンバク」
「…ムスビ」「ロウソク」などという言葉が聞こえてきた途端に、耳がダンボ
になって、本を読み続ける姿勢のまま一行も先に進まなかったことがある。
なんか良いなあ、こういう普通の生活の一面って。あ、普通じゃないか。