スパゲッティのボロネーゼとミートソースは同じものだ(と思う)けれど、イタリア料理店で食べるボロネーゼはより肉っぽい感じがあって一般的なミートソース(レトルトとか缶詰とか)とは少し違う気がする。で、今回は、ミメイがその肉っぽい「よりボロネーゼ的ミートソース」を食べたいというので作ってみました。

鍋に少量のオリーブ油と牛ひき肉200g(ナツメッグと塩コショウ少々)を入れ、あまり混ぜずに塊のまま軽く焦げ目がつくように焼いてから、赤ワイン50ml。ワインの酸味を少し飛ばしてからマ・マーのミートソースを2パックとマッシュルーム水煮1パックを加えて弱火でクツクツと。全体がよくなじんだらソースの出来上がりで、このソースを、
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茹でたパスタにかければ完成。本格的イタリアンにはほど遠い簡便調理法だけれど、これがなかなか美味しいんです。牛肉の食感がちゃんとあって、思いのほか深い味。これもミメイのお気に入り料理になりました。

この日のメニューは、
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いまウチのブームになっているドレッシング(大根おろしと玉ネギドレッシングとレモン汁を混ぜたもの)をかけた炙りまぐろのカルパッチョと、じゃがいもとアスパラとベーコンのソテー。
あとは、オニオングラタン、チーズ、ナッツでした。

ところで、前回に引き続き食べ物の好き嫌いの話。
以前にも書いたエピソードだけれど、僕の友人はグリーンピースが大の苦手で、若い頃、先輩の家に食事に呼ばれたときに出てきたのが豆ごはん。嬉しそうに「いただきまーす」と言いながら、先輩に見えないように茶碗を膝の上に置いて、グリーンピースを箸でつまんで、隣に座っていた後輩の茶碗に一粒ずつ移していったのだとか。
もう一人、僕の後輩はシイタケが絶対ダメで、ある日の社食のメニューがシイタケやかんぴょうを細かく刻んで混ぜ込んだ五目ちらし(支店の社食だったから他のメニューがなかった)。シイタケ嫌いを知っている我々の見つめる中、彼はシイタケを一つずつ取り除き始めた。刻んだシイタケは無数といって良いくらい入っているのだから途中であきらめるだろうと思ったのだけれど、最後の一片まできれいに取り除いてからおもむろに食べ始めたらしい(我々はとっくに食べ終わって席を立ったので後から聞いた話。ちなみに、シイタケさえ入っていなければ五目ちらしは彼の大好物なのだとか)。
嫌いな食べ物があるってのは大変ですねえ。